弾丸車中泊の日帰り温泉巡り、元湯猿倉温泉に続いて、同じく青森県にある「ぬぐだまりの湯 秘湯 八甲田温泉」に行ってきました。4つの温泉を楽しめる八甲田温泉は、本格的な温泉なのに、スーパー銭湯のように浴場が大きく、様々な湯船を楽しめる贅沢な温泉です。周辺には美しい田代湿原もあり、湿原を散策してからすぐに温泉で汗を流せます。
▼元湯猿倉温泉の記事はこちらから 「元湯猿倉温泉」日帰り入浴で、露天風呂と天然蒸し風呂を堪能。
ぬぐだまりの湯 秘湯 八甲田温泉について
青森県青森市に位置する「ぬぐだまりの湯 秘湯 八甲田温泉」は、昭和初期に炭焼き職人が自然湧出している温泉を発見したのが始まりと言われ、昭和39年に温泉施設として創業しました。
八甲田温泉には「龍神の館」と「らむねの館」の2つの棟があり、龍神の館には「龍神の湯」「みるくの湯」「八甲田元湯」の3つの泉質の異なる温泉があり、らむねの館には炭酸泉の「らむねの湯」があります。龍神の館、らむねの館、は別料金ですが、セットで購入するとかなりお得です。
ぬぐだまりの湯 秘湯 八甲田温泉体験記
元湯猿倉温泉から蔦温泉方面へ戻り、394号線へ左折して青森市街方面はしばらく走ると「八甲田温泉」の看板が見えるので、右折するとすぐに木造の大きな建物が。この建物が「ぬぐだまりの湯 秘湯 八甲田温泉」です。
日帰り温泉はこの本館の入り口にある券売機で日帰り入浴券を購入し、受付に券を渡すと入場できるシステムとなっています。日帰り入浴は「龍神の館」が600円、「らむねの館」が800円となっていますが、両方セットで1000円とお得なのでオススメです。
広々とした空間には古民具が展示してあります。
鉄瓶がいい感じ。風呂上がりに雰囲気のある鉄瓶で沸かした熱々のお茶を飲む…そういうの憧れます。
長い廊下を進んでいくと、左側に珍しい天然炭酸泉の「らむねの湯」、右側に3つの温泉を楽しめる「龍神の湯」があります。
らむねの湯
山小屋のような雰囲気の「らむねの湯」。炭酸ガスが溶け込んだ炭酸泉は、体内に吸収されると、血管が拡張し、血流を活発にすると言われています。ジャグジーのようにブクブクしている訳ではありませんが、身体中に小さなシュワシュワとした気泡がつきます。お湯は八甲田周辺には珍しく無色透明な温泉で、硫黄の臭いもそれほど強くなく、温度もちょうどいいので、とても入りやすい温泉だと思います。
龍神の館
大きな屋根が特徴的な「龍神の館」には「龍神の湯」「みるくの湯」「八甲田元湯」の3つの温泉があります。
龍神の湯
浴場はかなり大きく、ちょっとしたスーパー銭湯くらいの規模感があります。その中でひときわ大きな湯船が「龍神の湯」です。樹齢200年と言われるナラの木の柱の存在感が印象的で、まるで水中に浮かぶ森のよう。白濁としたお湯は4つの温泉の中で、もっとも熱く、数分入っているだけで体がポカポカとしてきます。
みるくの湯
こちらも白濁としてやわらかいお湯ですが「龍神の湯」と異なり、ぬるめのお湯なので、長風呂には最適です。僕はどちらかというとぬるめのお湯の方が好きなので、「みるくの湯」に20分、「龍神の湯」に5分、くらいの配分がちょうどいいかなと思いました。
八甲田元湯
露天風呂の「八甲田元湯」もぬるめのお湯で、中央にベンチが設置されているので、座りながらの入浴を楽しむことができます。まだ雪が残る山を眺めながらの入浴は最高です。ぼーっと景色を眺めながら30分ほど入浴しました。
周辺には田代湿原も
「ぬぐだまりの湯 秘湯 八甲田温泉」のすぐ向かいには、田代湿原があります。徒歩3分程度の場所にあり、一周20分ほどで周ることができるので、温泉に入る前に散策してみると良いと思います。僕は温泉に入った後に気づいたので、散策しようか迷いましたが、せっかく来たので…ということで行ってみることに。
素晴らしい景観で大満足。暑い日だったので汗をかいてしまいましたが…
ぬぐだまりの湯 秘湯 八甲田温泉まとめ
住所 | 〒030-0955 青森県青森市駒込深沢766−2 |
日帰り入浴時間 | 10時〜17時 |
日帰り入浴料金 | 龍神の館600円、らむねの館800円、龍神・らむねセット1000円 |
泉質 | 龍神の湯:中性・ナトリウム・カルシウム-硫黄塩・炭酸水素塩泉 みるくの湯:酸性・含二酸化炭素・硫黄-カルシウム・アン モニウム-硫酸塩・塩化物泉 八甲田元湯:酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 らむねの湯:酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 |
効能 | 慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病など |
▼八甲田温泉は宿泊もできます。