今回は、秘湯ブームの火付け役となった乳頭温泉郷 鶴の湯温泉に行ってきました。あまりにも有名な温泉なので今ではすっかり秘湯感はありませんが、歴史を感じる佇まいと真っ白な温泉に感動!!温泉好きなら一度は行きたい名湯をご紹介いたします。
目次
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乳頭温泉郷全7件の基本情報と行程ガイド
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乳頭温泉郷と鶴の湯について
乳頭温泉は鶴の湯・蟹場温泉・大釜温泉・妙乃湯・休暇村・黒湯温泉・孫六温泉の7軒の小さな温泉宿が集まった温泉郷です。
乳頭温泉といえば、真っ白なお湯・・・というイメージがありますが、7軒それぞれ色も泉質も異なります。透明なお湯や少し茶色っぽいお湯もあるので、温泉好きなら是非とも7軒すべて制覇したいところですね。
鶴の湯は、秋田藩の湯治場として江戸時代から開湯している乳頭温泉郷最古の宿として知られています。築100年以上の茅葺き屋根本陣は宿泊施設として利用されるなど歴史情緒豊かな日本を代表する秘湯です。
鶴の湯体験記
鶴の湯は乳頭温泉郷の中でも、一軒だけ少し離れた場所にあります。
車で来ると一番近い休暇村から10〜15分程度でしょうか。その間林道のようなデコボコした道を進みます。
到着すると最初に見えて来るのがこの外観。
茅葺き屋根の本陣の黒光りした建物の雰囲気が最高ですね。時代劇の撮影なんかにも使えそう。
かなり人が多かったのですが、ベストなタイミングを見計らって誰もいない鶴の湯を撮ることができました。
つきあたりまで進んで行くと受付らしき建物があります。中に入ると流水に冷やされた瓶入りの飲み物が売っていました。ああ、今すぐ飲みたい。けれどここは我慢してお風呂上がりにとっておこう。
さらに奥には小さな売店があるのでお土産はここで買いましょう。
鶴の湯温泉概要
日帰り入浴は600円です。外国人の方も多く、受付の方は英語も多少話せるようでした。
鶴の湯温泉には
- 混浴露天風呂
- 2つの女性専用露天風呂
- 男女別「黒湯」
- 男女別「白湯」
- 男女別「中の湯」
と全部で9つの湯船があります。
僕は男なのでそのうち4つの湯船に入れることになります。
男女別の「白湯」「黒湯」
まず目の前にあるのが男女別内風呂の「白湯」「黒湯」です。
どちらも4、5人ほどしか入れない小さな湯船でしたが、乳白色のお湯に木造のなんとも言えない雰囲気が最高です。女湯の方には大きな露天風呂もあるとのこと。混浴が難しい人も十分に温泉を堪能できます。
混浴露天風呂
全国的にも有名な混浴露天風呂。テレビなどでもよく紹介されているので行ったことがなくてもなんとなく知っているという人は多いと思います。そんな有名な温泉にもうすぐ入れると思うとウキウキしていまいました。
混浴露天風呂は「白湯」「黒湯」のある建物から砂利道を数十メートル進んだところにあります。
露天風呂の真横を通って行く開放的な構造になっているので、裸はどうしても見えてしまいますね。
露天風呂には中の湯を通って入ります。中の湯には脱衣所と2人ほどしか入れない小さな湯船があります。女性の方には専用の露天風呂があるようです。
中の湯を抜けると30〜40人は入れそうな大きな露天風呂があります。これだけ広いと開放感があって気持ちいいですね。
混浴とは言っても、中身はおじさんだけ、なんてことがほとんどですが、鶴の湯は若いカップルなども多く、女性率は高めな印象ですね。
お湯に入っている間は問題ないのですが、混浴露天風呂は通路に面しているので丸見えなんですよね。湯船から出る時は結構恥ずかしいかもしれません。男の人は薄いタオル一枚でほぼ素っ裸ですが、普通に通路を通るお姉さんたちにお尻を見られてしまいます。
日帰り入浴では残念ながら見ることはできませんが、夜になるとランプの光だけになるのだとか。宿泊者の特権ですね。見てみたい。
冬の鶴の湯は一度訪れるべき
雪深い秋田県にある鶴の湯ですが、冬季も営業しています。鶴の湯の温泉の雪景色が最高に綺麗なんです。
これぞ日本の景色。僕もまだ冬に行ったことはないのですが、絶対一回は訪れたいですね。
鶴の湯まとめ
住所 | 〒014-1204 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50 |
日帰り入浴時間 | 10:00~15:00 |
日帰り入浴料金 | 600円 |
泉質 | 含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉、他3種 |
効能 | 高血圧症、動脈硬化症、リウマチ、皮膚病、糖尿病他 |
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