日本最大の琥珀の産地として知られる久慈。
久慈の琥珀は恐竜が世界中を闊歩していた中生代白亜紀後期のもので、世界的に見ても、もっとも古い部類になります。
琥珀の中に閉じ込められた古代の昆虫化石などが発掘されるということで、考古学者や遺伝子工学者からも注目を集めている久慈琥珀。
その貴重な琥珀を展示している日本唯一の琥珀博物館に行ってきました!
琥珀の展示だけでなく、採掘体験や、実際に琥珀を採掘していた坑道など、見どころがたくさんありましたので紹介していきます!
目次
久慈琥珀博物館の基本情報
住所 | 〒028-0071 岩手県久慈市小久慈町19-156-133 |
料金 |
大 人 500円(400円)小・中学生 200円(150円) |
営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
ホームページ | 久慈琥珀 |
久慈琥珀博物館の見どころ
国内で唯一の琥珀専門博物館である久慈琥珀博物館は、JR久慈駅から西に約6kmの久慈市郊外に位置します。久慈市といえば、あまちゃんで有名で「海」のイメージが強いですが、久慈琥珀博物館の周りは山に囲まれていました。
博物館は新館と本館に分かれていて、新館には琥珀の展示の他、体験コーナーや白亜紀後期に生息していた恐竜について、本館は「太古からのメッセージ」「人と琥珀」と題し、琥珀の歴史について知ることができます。
琥珀の魅力を知ることができる「新館」
▲新館は琥珀を使った実験など子供も楽しめる施設になっています。
▲新館の玄関を入ると恐竜が出迎えてくれます。
▲床に映し出された恐竜の化石。子供達が喜びそうな演出ですね!
▲最初にあるのが、白亜紀後期の久慈の自然を表現したジオラマ。
太古の久慈の環境を知ることで琥珀についての理解を深めることができます。
▲琥珀を使って様々な体験を行うことができるアンバーラボ。写真は塩水に琥珀を浮かべる・・・という実験です。琥珀ってこんなに軽いんですね〜。
▲実際に琥珀を持つこともできます。
重さや硬さ、肌触りなどを確認してみましょう!ちなみに個人的には思ったよりも軽いと思いました。
▲ドーム型の壁一面が琥珀で覆われている「太陽の石」。バルト海沿岸に伝わる2つの太陽の伝説をイメージしたものなのだそう。
琥珀に覆われた空間は光を通し、琥珀が輝く様子が美しいです!琥珀に囲まれるという体験ができるのは日本では間違いなくここだけでしょう!
▲2階には白亜紀後期に生息していた恐竜や古代生物についての展示があります。
琥珀の歴史と人との関わりを学ぶ「本館」
▲本館は「太古からのメッセージ」「人と琥珀」と題し、琥珀の歴史について展示しています。
久慈がなぜ琥珀の産地となったのか、琥珀は人にとってどのような存在だったのか、歴史を通して琥珀について学ぶことができ、また昆虫入りの琥珀など、ここにしかない貴重な琥珀を見ることができます。
▲琥珀を使った調度品。
▲琥珀を使った美しいモザイク画。
この他、遺跡から出土した琥珀のリメイクや、ヨーロッパの貴族が愛用していた贅沢品やドレスなどが展示されています。
かつて琥珀を採掘していた「坑道」
新館の川を挟んで裏手側にある琥珀採掘坑道跡も自由に見学することができます。公開されているのはごく一部のみですが、洞窟のように暗くジメジメとした環境で、琥珀の採掘が大変なものであることを感じました。
▲屈まないと歩けないくらい天井が低いです。
迷路を探検しているみたいで少しワクワクしました。子供達も喜びそう。
▲坑道を照らす灯り。
この中で作業していたら昼も夜もわからなくなりそうです。
▲坑道の近くにある、多分全国でもここだけと思われる琥珀神社。何か特別に琥珀らしいものがあるわけではありませんでした。
琥珀採掘体験をしよう!
久慈琥珀博物館で採掘体験してきました。掘っても掘っても出てくるのは真っ黒な石炭ばかりで諦めかけてたんですが、カケラひとつ見つけたらその近くにもいくつかポロポロと。透明度も低くてあまり綺麗な標本じゃないですが宝探し感あってめっちゃ楽しかったです。 pic.twitter.com/ehyL5szSGm
— 196(いくろう) (@cappuccino196) 2018年7月15日
実際に白亜紀の地層を、採掘することができる体験も行われています。はじめてでも博物館のスタッフが丁寧に教えてくれるので心配ありません。
しかも、ここで採掘した琥珀はお持ち帰りすることができます。中には3.8kgもの巨大琥珀を発掘した人がいるのだとか。せっかくの機会ですので是非とも挑戦してほしいです。
*虫入り琥珀や琥珀以外の動物化石等は研究資料のためお持ち帰りできません。
予約 | 予約なしでも体験できますが、期間によっては予約が必要です。 |
料金 |
高校生以上:1,500円、小 中 学生: 1,000円、小学生未満: 100円 |
体験時期 | HPでご確認ください。 |
館長ねこに会えるかも
僕は会うことはできませんでしたが、館長ねことして活躍するブルーがおもてなししてくれることも・・・
久慈琥珀博物館のネコ館長ブルー、かわいい!#久慈琥珀博物館 #久慈市 pic.twitter.com/ADbPCVfjFj
— 超ゆきのこ (@superYUKINOKO) 2018年4月29日
最後に
琥珀の展示だけでなく、採掘体験や、実際に琥珀を採掘していた坑道の見学など見どころがたくさんありました!恐竜についての展示もあるので子供でも楽しめますし、夏休みに家族旅行で訪れるのにもおすすめのスポットです!
- 展示や体験を通して琥珀の魅力について知ることができる!
- 実際に琥珀を採掘していた坑道を探索できる!
- 琥珀の採掘体験ができる!しかも採掘した琥珀はお持ち帰り可能!
なんぶてつぞう君
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三陸海岸の豊かな海を感じるつりがね洞や、 日本で最初の地下水族館もぐらんぴあをはじめ、日本で唯一の琥珀博物館、秋は紅葉狩りに、冬はスキー・スノーボードが楽しめる平庭高原など、自然や地形を生かした観光スポットに、グルメ、お土産まで久慈市の魅力を余すことなくご紹介しています!
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