三ツ石神社は岩手という県名の由来になったと言われる伝説が残る神社で、その昔、この地方に羅刹(らせつ)という悪さをしていた鬼を三つの岩にくくりつけて、2度と悪さをしないという誓いの印として鬼が岩に手形を残したという伝説が残っています。そうした伝説から、「岩に手型」ということで岩手と呼ぶようになり、また二度とこの地方にはやってこないことを誓ったのでこの地方を「不来方」と呼ぶようになったと伝えられています。
現在では鬼を封じ込めた三ツ石のパワーを授かれるとして、パワースポットとしても注目されています。
三ツ石神社の基本情報
住所 | 〒020-0020 岩手県盛岡市名須川町2−1 |
定休日 | なし |
営業時間 | 見学自由 |
三ツ石神社の見どころ
三ツ石神社は盛岡市名須川町の東顕寺の裏側にあります。この地域は由緒ある立派なお寺が集まる場所なのですが、三ツ石神社は一見するとどこにでもありそうな小さな神社という印象で、三ツ石の伝説を知らないと通りすぎてしまうくらい普段は物静かな雰囲気です。
▲小さな社の隣にある大きな三つの岩。言い伝えにいると岩手山の噴火で飛来したと言われていますが、確かなことはわかりません。どこからか運んできたものなのか、この地にずっと昔からあったものなのか気になるところです。
▲岩に近づくとその存在感が際立ちます。岩に手を当てて神聖なパワーをいただきました。特に病気平慰・縁結び・増産のご利益を強く授かるパワーを授かれると言われています。
▲周囲をぐるりと回りましたが、「鬼の手形」らしきものを見つけることはできませんでした。年月の経過とともに風化してしまったのかもしれません。
▲三ツ石神社の御神木。あまり注目されていませんが、盛岡市内ではかなりの巨木だと思います。立派な大ケヤキは樹齢260年ほど。
三ツ石神社にはさらに言い伝えありまして、鬼の退散を喜んだ人々は神様に感謝した村人たちが三ツ石のまわりを踊り回ったとされ、この踊りが「さんさ踊り」の始まりだと言われ、毎年8月のさんさ祭りの期間中には三ツ石神社でも奉納演舞が披露されています。
- 「岩手」の由来になった大きな三つの岩
- 病気平慰・縁結び・増産のご利益
- 樹齢260年の大ケヤキ
なんぶてつぞう君
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