松川温泉|混浴露天風呂が人気の3軒の温泉宿で日帰り入浴を堪能!

東北屈指の山岳リゾート地として有名な八幡平市にある松川温泉は、開湯250年を超える歴史ある温泉地。松川温泉には「松川荘」「松楓荘」「峡雲荘」の3軒の温泉宿があり、それぞれに源泉を持っています。

どの宿も混浴露天風呂があり、秋には紅葉を眺めながら、冬には雪見風呂が楽しめる秘湯です。

その開放感あふれる露天や、白濁とした柔らかな湯ざわりの温泉に癒されること間違いなしの3軒の名湯を日帰り入浴で体験してきましたのでご紹介します!

松川温泉とは?

松川温泉は、十和田八幡平国立公園の八幡平アスピーテラインや、八幡平山頂など観光名所にも近く、釣りや紅葉狩りで人気の高い松川渓谷の奥にある温泉です。

▲八幡平山頂遊歩道からの景色。松川温泉はトレキッキング後の入浴に最適!

▲松川渓谷にある森の大橋からの眺め。紅葉の時期は素晴らしい景色が広がります。

泉質は単純硫黄泉で白濁色のお湯が特徴です。

神経痛や慢性消化器病、糖尿病、高血圧病、皮膚病、動脈硬化症、婦人病、筋肉症、うちみ、冷え性などに効能があるといわています。

混浴が楽しめる!

松川温泉の魅力は、「松楓荘」「松川荘」「峡雲荘」3軒の温泉宿全てに混浴温泉があることです。しかも松川温泉の宿泊客は温泉手形を貰い、それを提示することで他2軒の温泉宿の温泉も無料で楽しむことができます!

家族やカップルと一緒に温泉湯めぐりできるというのは嬉しいですね!

松川温泉への電車・バスでのアクセス

松川温泉への電車・バスでのアクセスは、JR盛岡駅が起点になります。

「岩手県北交通バス」盛岡駅東口3番乗り場から出ているバスで向かうことになりますが、一日に3本しか出ていません。

▼往路

盛岡駅東口3番 松川温泉
松川温泉行
6:54
8:51
松川温泉行
12:12
14:02
松川温泉行
13:42
15:30

また、松川温泉から盛岡東口までの復路についても一日3本のみです。最終が16:20なので、15:30分のバスで来るとほとんど温泉に入っている余裕がないので注意しましょう。

▼復路

松川温泉 盛岡駅東口6番
バスセンター行
9:45
11:29
バスセンター行
14:45
16:29
バスセンター行
16:20
18:09

なお、路線バスの時間などは変更になる場合がございますので、岩手県北バス公式ホームページでご確認ください。

また、冬季に限り、八幡平マウンテンホテルから松川温泉まで1968年(昭和43)製造の昭和レトロなボンネットバスが運行しています。普段はなかなか乗ることのできないレトロなバスなので、是非乗っておきたいところです。

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松川温泉への車でのアクセス

松川温泉への車でのアクセスは、松尾八幡平ICより15km、約25分。

松川渓谷の素晴らしい景色を眺めながらドライブしているとすぐに着いてしまいます。

ただ、冬季は積雪がかなりあるので、4Wの車でないと登っていくのは難しいと思いますのでご注意ください。

①松川温泉「松楓荘」

松川温泉3軒の宿の中で一番手前のある松楓荘。歴史を感じる木造の建物に秘湯の雰囲気を感じます。

日帰り入浴は、8:00〜20:00までとなっています(大人500円/子供250円)。岩手県の日帰り温泉は時間が短いところが多いのですが、こちらはかなり長く営業してくれているのも嬉しいところです。

松川温泉「松楓荘」には、男性内湯2・女性内湯2・女性露天1・混浴露天1と6つの湯船があります。しかも、熱めの白く濁った温泉・ぬるめの透明の温泉と二つの源泉を楽しむことができるので、温泉好きにはたまりません!

▲冬はかなり雪が積もっているので、スタッドレスを履いていても4Wの車でないと来るのは難しいかもしれません。3軒の宿の中では、一番除雪が進んでいない感じがしました。

▲昔ながらの温泉宿の雰囲気が残る建物内部。

▲歴史を感じるスキー板も。

松川温泉「松楓荘」のおすすめポイント

松川温泉「松楓荘」のおすすめポイントは建物からサンダルを履いて外に出て川沿いを歩いていった先にある名物の洞窟岩風呂でしょう。

photo by 旅と温泉の無料写真素材 おんふぉと

▲岩壁に囲まれ半露天風呂のようになっています。

photo by 旅と温泉の無料写真素材 おんふぉと

▲白濁としたお湯ですが、他の湯船より少し青っぽく見えます。

底からこんこんと湧き出るお湯は少しぬるめ。

混浴ですが岩に囲まれた狭い空間なので、少し恥ずかしいかも。

冬の時期はなだれの危険性があるとのことで度々利用禁止になることがありますので、洞窟岩風呂が目的なら事前に電話で確認した方がいいかもしれません。

photo by 旅と温泉の無料写真素材 おんふぉと

▲川を眺めながら入る露天風呂は最高です!

もう一つの混浴露天風呂もおすすめです。こちらは洞窟岩風呂とは異なる源泉で、混浴男女の脱衣所から扉1枚分の仕切りがあり、お湯に浸かった状態で混浴スペースに入っていけます。

ただ、日によってお湯の温度が異なり、熱すぎて入れないことも。私は熱すぎて20秒くらいで出てしまいました。先にいたおじさんによると、午前中はちょうどよかったということなので、時間帯によっても温度が変わるようです。自然のままなので仕方ないですが、適温ならラッキーと思いましょう。

▶︎宿泊で松楓荘の温泉を堪能する

松川温泉「松楓荘」の口コミ

②松川温泉「松川荘」

3軒のうち真ん中にある松川荘。外観は昔ながらの民宿のような雰囲気です。

日帰り入浴は、7:00〜19:00までとなっています。(大人500円/子供200円/個室利用料大人500円/子供500円)

松川温泉「松川荘」は、男女別の内風呂の大浴場と、屋根付女性露天風呂、女性露天風呂、混浴露天風呂の5つの湯船があります。源泉100%かけ流しで、高温、低温の2種類の源泉があり、お湯は乳白色です。

松川温泉「松川荘」のおすすめポイント

▲冬にいくと雪の中から温泉の湯気が立っているのを見ることができます。

▲近くには地熱発電用のパイプがあります。日本で最初の地熱発電所とのことで、映像・パネルにより、地熱発電のしくみわかる施設もあります。

▲混浴露天風呂へは男女別の入り口からサンダルに履き替えて外に出ます。脱衣所はその先にあります。

松川温泉「松川荘」のおすすめは、何と言っても50人は入れるであろう広くて開放的な混浴露天風呂!JRのポスターにもなったことがあるということで、行ったことのない人でもなんとなく見覚えのある景色かもしれません。

4月上旬ごろまではところどころに雪が残る景色を、秋には紅葉した山々を眺めながら入る温泉は格別ですよ!

▶︎ツアー(交通手段+宿泊)で松川荘の温泉を堪能する

松川温泉「松川荘」の口コミ

③松川温泉「峡雲荘」

3軒の一番奥にある峡雲荘。外観は一番新しく綺麗な印象です。

日帰り入浴は、8:00〜20:00までとなっています(大人700円/子供500円)。

また、日帰り入浴の方向けに、個室でお昼を食べられるサービスがあります。宿泊しなくても温泉に入ってゆっくりと過ごすことができる・・・というのはとても嬉しいサービスですね!

▲高級旅館のような新しく綺麗な建物内部。

「峡雲荘」は男性内湯1・女性内湯1・女性露天1・混浴露天1の4つの湯船があります。少し青緑がかった色が特徴的な単純硫黄泉で、弱酸性のためお肌にも優しい温泉です。

こちらは毎日温度調整を行なっているので、子供のいる家族などでも入りやすい温度となっているのも嬉しいところです。

松川温泉「峡雲荘」のおすすめポイント

引用:楽天トラベル“>楽天トラベル

▲川沿いにある混浴露天風呂。

脱衣所は男女別に別れていて、お湯も白濁として濁っているし、大きな岩で隠れる場所もあるので、女性でも入りやすい混浴だと思います。

引用:楽天トラベル“>楽天トラベル

▲男性用の内風呂。

先ほどの混浴とは窓から繋がっていて、裸のまま行き来ができます。何回も着替える必要がないので気軽に行ったり来たりできるのがいいですね。

内湯にはボディーソープや、シャンプーなどが完備されていますが、シャワーはありません。オケでお湯をためておきながら体を洗うスタイルです。

また、ドライヤーは脱衣所にはなく、フロントでの貸出制となっているのでご注意ください。

▼峡雲荘の宿泊情報はこちらから

松川温泉「峡雲荘」の口コミ

松川温泉周辺のスポット

松川温泉からも近いおすすめスポットが岩手県を代表する観光地でもある八幡平。

▲紅葉時期の八幡平アスピーテライン。

ドライブコースとしても有名な八幡平アスピーテライン周辺には季節や気象条件で湖面の色が変化する五色沼のある御在所湿原や、八幡平の湧き水が飲める黒谷地湿原、八幡平最大の八幡沼や雪解け時期にしか見ることのできない鏡沼のドラゴンアイなど見どころがたっぷり!

▲八幡平山頂展望台から望むアオモリトドマツの樹海。

▲鏡沼のドラゴンアイ。

どの時期に訪れても素晴らしい景色を楽しむことができますよ!

▼八幡平山頂遊歩道の詳細はこちら

八幡平山頂遊歩道|絶景トレッキングで神秘のドラゴンアイを楽しむ

また、松川渓谷には「森の大橋」「松川玄武岩」「松川大橋」など東北各地から大勢の紅葉狩りを楽しむ人が訪れる紅葉の名所があります。

紅葉時期に訪れたなら、必見のスポットです!

▼松川渓谷の紅葉情報はこちら

松川渓谷の紅葉情報2019。森の大橋や松川玄武岩は必見!見頃、混雑情報も。

photo by 旅と温泉の無料写真素材 おんふぉと

それから、八幡平でもう一軒おすすめしたい温泉宿が、八幡平山頂から車で3分ほどの場所にある藤七温泉「彩雲荘」。東北一標高が高い温泉で松川温泉とはまた違った景色を楽しめます!こちらもぜひ!

▼藤七温泉「彩雲荘」の詳細はこちら

藤七温泉「彩雲荘」|日帰りで堪能する八幡平の絶景と混浴露天風呂!

最後に

混浴露天風呂が人気の「松川荘」「松楓荘」「峡雲荘」の日帰り入浴についてご紹介してきました!それぞれの宿ごとに源泉が異なり、景色や建物の雰囲気も違うので、3軒とも温泉巡りしたくなる魅力があります。八幡平に観光に来た際には是非とも立ち寄って欲しい温泉です。

なんぶてつぞう君

松川温泉に行くと3軒巡りたくなってしまうんですよね。しかも入れる湯船には全部入るというコンプ癖が働いて、一日中温泉に入っていることに。それはそれでちょっと疲れる・・・

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