この記事では一関市にある厳美渓の紅葉の見頃時期などの基本情報と、実際に訪れた際に感じたおすすめスポットを写真とともにご紹介します。
目次
岩壁に映える紅葉
厳美渓(げんびけい)は岩手県でも県南の一関市を流れる磐井川の渓谷で、国の名勝及び天然記念物に指定されている観光名所です。駐車場から徒歩1分で渓谷を見渡せる広場があり、そこから眺められるゴツゴツとした岩肌の間を流れるエメラルドグリーンの水流は圧巻です。
紅葉の楽しみ方
厳美渓は例年10月下旬ごろから紅葉が見頃を迎えます。水墨画を思わせるような岩肌と紅く染まるモミジのコントラストがとても美しいです。
基本的には駐車場から徒歩1分で渓谷を見渡せる広場や、川沿いに沿って歩きながら紅葉を楽しむことになります。川沿いを歩いていると途中に「郭公だんご」というお団子屋さんがあります。ベランダ席や川沿いの庭にあるテーブル席でお団子を食べながらみる紅葉は格別です。
厳美渓の紅葉情報
例年の見頃 | 10月下旬〜11月上旬 |
紅葉する木の種類 | モミジ |
おすすめスポット | 天工橋付近、つり橋(御覧場橋)付近 |
厳美渓へのアクセス
住所 | 〒021-0101 岩手県一関市厳美町字滝の上地内南滝ノ上 |
アクセス | 電車:JR一ノ関駅から厳美渓行き岩手県交通バスで約20分、終点下車 車:東北自動車道一関ICから約5分 |
駐車場 | 駐車場あり |
見ごろ時期について
例年10月下旬ごろがピークです。同じく一関市にある猊鼻渓と20km程度しか離れていないのですが、厳美渓の方が1週間程度遅く紅葉するシーズンが多いです。11月上旬に行けば、猊鼻渓、厳美渓どちらの紅葉も楽しめると思います。
混雑状況
紅葉時期は多くの観光客が訪れます。特に天工(てんぐ)橋周辺の岩場は団体客も立ち寄るので、混雑しています。散策するのに支障があるほどではありませんが、景色のいい場所は常に人がいる状態で、写真撮影には苦労するかもしれません。
厳美渓の紅葉見どころ
厳美渓は約2kmほどの渓谷なので、歩いて1周することもできますが、サクッと紅葉狩りを楽しみたいということなら、天工(てんぐ)橋や御覧場(ごらんば)橋周辺を散策するのがオススメです。
天工橋付近
▲天工橋から眺める御覧場橋。
厳美渓には、かつて仙台藩主・伊達政宗が日本三景の松島と並べ、「松島と厳美がわが領地の二大景勝地なり」と称賛したという説が残っているそうですが、約2kmにもわたり連なる奇岩と、周辺を彩る木々の紅葉は政宗が愛したのも納得できる素晴らしい自然美だと思います。
▲天工橋から見える小さな滝。
▲天工橋付近の岩場は多くの観光客で賑わいます。
天工橋付近は厳美渓最大の見どころポイント。紅葉時期やお花見の時期は県内だけでなく全国、海外からも多くの観光客が訪れます。この日は日本人と同じくらい中国人や台湾人観光客が殺到していました。
散策できないほど混雑しているわけではありませんが、次から次へと記念撮影が行われているので、落ち着いて写真を撮るのは難しいかもしれません。写真撮影が目的なら午前中の早い時間はあまり人がいないのでオススメです。
▲紅葉の隙間から見える天工橋。
御覧場橋付近
▲天工橋から御覧場橋へと向かう散策路。
▲風情のあるつり橋式の御覧場橋。
▲御覧場橋の上からの眺めは絶景です!
美しい紅葉とともに眺めて欲しいのが、厳美渓独特のエメラルドグリーンに輝く水面です。なんでも近くにある温泉などの影響で青く見えるのだとか。赤や黄色に色づく紅葉とエメラルドグリーンの水面のコラボレーションは必見です!
▲御覧場橋付近の階段から川沿いギリギリまで降りていくことができます。
なんぶてつぞう君
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