八幡平市にある安比高原スキー場は、八幡平から連なる前森山を中心としたスノボ/スキー場で、ゲレンデ総面積は282ha、全21コースの平均滑走距離は約2,050m、最長滑走距離は5,500mと、スケールの大きさでは日本最大規模。
北向き斜面なのでお昼になっても高い雪質を楽しめることや、ゲレ飯のおいしさ、どれをとっても素晴らしいスキー場でした!
岩手だけでなく、関東をはじめ全国から安比の雪を求めて滑りにくる人がいることも頷ける、岩手が誇るスキー場です!
しっかりと一日中、安比高原スキー場を堪能してきたので、コース情報や、ゲレ飯など気になるポイントをまとめてみたいと思います!
目次
安比高原スキー場概要
スキー場名 | 安比高原スキー場 |
住所 | 〒028-7395 岩手県八幡平市安比高原 |
TEL | 0195-73-5111 |
営業時間 | 初すべり・春スキー期間 8:30~16:00 オンシーズン期間(12/15〜3/24) 月~土曜8:30~16:00 日祝日8:00~16:00 *3/17〜24は〜16:30まで ナイター営業12月15日(土)~3月16日(土) 16:00~20:00 |
駐車場 | あり/7,000台 |
公式ホームページ | https://www.appi.co.jp/ |
コースデータ
コース数 | 21 |
リフト数 | ペア9基 クワッド3基 ゴンドラ1基 |
最大斜度 | 34度 |
最長滑走距離 | 5,500m |
総滑走距離 | 43,100m |
標高 | ピーク:1,304m ベース:620m(安比リゾートセンター) 500m(ザイラースキーセンター) |
こんな人におすすめ!
安比高原スキー場の特徴としては、
- アスピリンスノーと呼ばれる日本屈指の雪質。
- 21コース、平均滑走距離は約2,050m、最長滑走距離は5,500m!本州最大規模のスキー場!
- 12月上旬からゴールデンウィーク頃まで営業しておりシーズンが長い!
- 安比グランドタワーをランドマークとした3つのホテルやペンション街など宿泊施設が充実!
- ゲレ飯の種類が豊富で美味しい!
- リフト料金は高めだが、北東北3県(青森・秋田・岩手)に住所があると、リフト料金が割引に(例:大人5時間券 定価5,300円⇒地元割で3,900円)
という点が挙げられると思います。特徴を考慮すると、
- 長いコース、多彩なコースを滑りたい人。
- 全国屈指のスキー場の雰囲気全体を楽しみたい人
- 仲間とスキー・スノボ合宿をしたい人。
- 12月上旬にいち早く滑りたい人。
- 春にもスキー・スノボを楽しみたい人。
- 北東北に在住の人。
にオススメです!
混雑状況について
岩手県内にととまらず、本州屈指の規模、ブランドイメージを誇り、豊富なコースに、最高の雪質、と人気の出る条件がいくつも揃っているので、やはり週末は混雑します。
ただ、ゴンドラこそ若干待ち時間は必要ですが、コース数も多くゲレンデが広いので、滑っていてストレスを感じることは少ないと思います。
どんなコースがあるのか
安比高原にはペア9基、クワッド3基、ゴンドラ1基がありますが、西森ゲレンデ以外は基本的にはセンターゲレンデにあるゴンドラに乗って頂上まで行けば、どのコースへも行くことができます。
▲ゴンドラ乗り場。
ゴンドラ乗り場はピンク色のチェーンより右側にならんでいる人は相乗りOKの人で、普通に並ぶよりかなり早く並ぶことができるので、一人の方はこちらに並ぶのがおすすめです。
初心者も滑れる最長ヤマバトコース
安比高原スキー場で最長の5,500mを滑れるのがヤマバトコース。こちらは初心者でも滑れる斜面の緩やかなコースで、乗り換えなしで長い区間を練習することができるので、始めたばかりの人が上達するのには最適なコースだと思います。
▲ゴンドラ降りてすぐの山頂の風景。
▲最初はかなり緩やか。
▲徐々に傾斜がきつくなっていきます。
▲幅広いコースにでます。
▲上級者はこちらのリフトから西森ゲレンデへ。
▲幅が広いので衝突の心配もほとんどありません。
少し傾斜がきついところもありますが、最大でも20°で滑りやすい斜面が続きます。
▲ヤマバトコースから白樺ゲレンデの方へ向かう。
本当に始めたばかりで、板に乗るのがやっと・・・という人には、セントラルクワッドにのって、こちらの白樺ゲレンデを巡回するのがいいと思います。
▲白樺ゲレンデ内にあるサロモンスノーパークにはジャンプ台やボックスなどが設置されています。
中級者・上級者はジャイアントスローラム公認のハヤブサコースがおすすめ!
中級者・上級者はゴンドラを降りてヤマバトコースの方へは向かわずに、斜面方向へ歩いていくとすぐにハヤブサコースとオオタカコースがあるので、そちらを滑るのがおすすめです。
▲ゴンドラ降りてすぐ。
▲最初はゴンドラの下を滑っていく。
ハヤブサコースは、滑走距離3,000m、斜度/最大30°・平均19°のコースで、急斜面というほどではありませんが、それなりに傾斜のあるコースになります。
特に滑り始めの景色は素晴らしいですね。
▲幅の広いコース。
傾斜はきついが、かなりコース幅が広いので上級者でなくても、挑戦できるのが嬉しいところ。
▲セントラル第3リフト。
この辺りから斜面は緩やかになってくる印象です。ゲレンデ内レストランのレッドハウスの付近から1,000mもないと思いますが、ハヤブサコース中腹を巡回することができます。
▲中級者でも滑りやすい斜面。カービングターンなどの練習に最適です。
▲ハヤブサコース中腹にあるレッドハウス。
今回はこちらでお昼をいただきましたが、ゲレ飯情報は後ほど詳しくまとめます。
▲途中で初心者向けのカルガモコースの方へ入っていきました。
意図してハヤブサコースから外れたわけではないですが、よくわからないうちに違うコースに入っている・・・というのが安比高原の特徴・・・かな。
あまり安比高原を滑り慣れていない人は、あまりの広さ、コースの多さに、自分がどこのコースを滑っているのかわからなくなることがあります。
▲白樺ゲレンデに戻ってきました。
慣れてきたらザイラーゲレンデも
安比高原スキー場のメインエリアはセントラルゲレンデで、ゴンドラありやリフト数も豊富なので、どうしてもそちらに人が集中してしまう傾向にありますが、ザイラーゲレンデも負けず劣らず素晴らしいコースがいくつもあります。
むしろ雪質はこちらの方が好きという声も。
セントラルゲレンデを一通り滑ったら、是非ともザイラーゲレンデも滑ってみてください。
▲ザイラーロングコース上部。
▲上部からだんだんと斜面が緩くなっていきます。
▲ザイラークワッド乗り場。
2018-2019シーズンはさらに奥まで行ったところにあるザイラーゴンドラが休止なので、ここで再び山頂に戻ります。
セカンドゲレンデは人が少ない穴場!
セントラルゲレンデ、ザイラーゲレンデを滑ったら、セカンドゲレンデも滑ってみましょう。こちらはかなり人が少ないです。
コースも面白いし、滑走距離もあるのですが、頂上まで戻ってくるためには、途中からザイラーゲレンデの方へ戻らないといけないので、ちょっとめんどくさい、ということなのでしょうか、極端に人が減ります。
逆に言えば、人を気にせずに滑りたい!という人には最高のコースです!
▲山頂からセカンドゲレンデへ。
▲上級者向けのセカンド第3コースとセカンド第1コースの合流点。
▲ビスタスクワッド。
セカンドゲレンデを下まで降りるとここに戻ってきます。
▲2018-2019シーズンからコースの半分が非圧雪になったのでパウダースノーを楽しむむことができます。基本的に北向き斜面なので午後でもガリガリになっていないのが嬉しいです!
▲第2ザイラーコースB。
今回は時間の関係でセカンドゲレンデを下まで滑らず、ザイラーゲレンデまで戻りました。
イベントも盛りだくさん!
安比高原スキー場と言えば、イベントが毎週のようにあるのも楽しみの一つ。今回はRed Bull SNOW CHARENGEが行われていました!
自分の板を探して頂上から駆け下りてくる競争で、遠くにかすかに見える小さな点が斜面をものすごい勢いで滑って、どんどん近ずいてくる様子はなかなか見応えがありました。それにしてもレースに出るような人の滑る早さは尋常じゃない・・・
▲Red Bull専用車かっこいい!
▲スキー部門の優勝者。圧勝でした!
ゲレ飯(レストラン)
安比高原のレストランは、ゲレンデレストランだけでも3ヶ所もあります!流石に全部はまわりきれない(そんなに食べられない・・・」)の詳細レポートは、今回利用したレッドハウス1ヶ所にとどめますが、その他のレストランも概要はまとめておきます。
▼ゲレンデレストラン概要
安比プラザフードコート | 小美麗華 | ◯濃厚鶏白湯麺…1,000円 ◯小美麗華特製坦々麺…950円 ◯塩レモンラーメン…900円 ◯五目あんかけかた焼きそば(スープ付)…940円 など |
創源 | 〇牛モツらーめん…980円 ◯九州博多豚骨らーめん…1,000円 ◯安比スタミナ担々麺…1,050円 ◯とまと風味みそらーめん…820円 ◯わかめ塩らーめん…820円 ◯葱みそらーめん…920円 ◯お子様ラーメンセット…750円 など |
|
マサラ |
◯インド風激辛カレー…1,000円 |
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オリーブ |
◯マルゲリータピザ…850円 |
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八幡平 |
◯大更ホルモン鍋定食…1,200円 |
|
前森山山頂 安比ゴンドラ山頂駅舎 | 雲海カフェ パノラマ |
◯豚汁定食…850円 |
RED HOUSE | レッドハウス |
◯辛口南部ラーメン…950円 |
レッドハウスの八幡平ポークソースかつ丼
▲セントラルゲレンデの中腹にあるレッドハウス。
▲メニューはこんな感じ。
▲今回注文した八幡平ポークソースかつ丼。
▲肉厚のカツがうまい!
こちらの八幡平ポークソースかつ丼、1,600円とかなり高いですが、美味しいし、ボリュームもあり満足感は半端ないです。結構お腹いっぱいになりました。普通に街中にあっても食べにいくレベルで美味しいので高くても満足です。
日帰り温泉施設も充実!
スキー・スノボを楽しんだ後は、安比高原温泉ホテルに直結した「白樺の湯」でゆっくりと疲れを癒しましょう!
露天風呂はかなり新しく、木材の香りが心地よい温泉でした。無色透明で、ニオイもほとんどないので、入りやすいし、さっぱりするお湯なのもスポーツのにはぴったり。冬は雪を眺めながら温泉に入れるので、なかなか風情があります。
ホテル・宿泊施設について
安比高原のシンボルにもなっいているレモンイエローのホテル安比グランドを始め、白樺の湯に直結している安比高原温泉ホテルや高級リゾート感漂う安比ヒルズ白樺の森など宿泊施設も需実しています。
ゲレンデレストランも充実している安比高原ですが、各ホテル内にも計15ものレストランがあり、何回宿泊しても食事の楽しみがあるというのが安比高原のいいところだと思います。
比較的安い部屋もあるので学生旅行にも最適です!ぜひ宿泊して安比高原スキー場を思う存分堪能してください!
▼ホテル安比グランドの宿泊予約はこちら
▼安比高原温泉ホテルの宿泊予約はこちら
▼安比ヒルズ白樺の森の宿泊予約はこちら
安比高原スキー場の感想
関東出身で、岩手県に移住する前まではほとんどウィンタースポーツの経験がなかったのですが、苗場と安比、ニセコの3つはなんとなく聞いたことがありました。そのくらい有名なスキー場で、バブル時期のスキーブームから日本を代表するスキー場であり続けたということはすごいことだと思います。
実際に安比高原に行ってみて、雪質の良さコースの多彩さ、初心者から上級者まで満足できるコース設計という、スキー場の基本部分から、ゲレ食や宿泊施設も充実し、リゾート地として完成度が高いことを実感しました。
2018-2019シーズンからザイラーゴンドラが休止ということで、規模縮小にならないか心配ですが、このまま素晴らしいスキー場であり続けて欲しいと思います。
なんぶてつぞう君
岩手のおすすめスキー場まとめも!
地元民が現地で徹底調査しています。それぞれのスキー場の特徴なども紹介しているので、どこのスキー場に行こうか迷っている人はご参考に!
インスタでも情報発信中!
インスタでも「安比高原スキー場」の見どころを発信しています!
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