今回は、八幡平市の魅力やおすすめの観光スポットをご紹介していきたいと思います。
八幡平市といえば、高山植物や絶景を楽しめる山岳観光地や豊富な温泉などがある岩手県屈指の観光地として有名ですが、まだまだ知られていない魅力がたくさんあるんです!他のまとめサイトでは書いていない、岩手県民だからこそ書けるニッチな情報も交えてお伝えしていきます!
▼今回はこんな内容で八幡平市をご紹介していきます!
目次
八幡平市ってどこ?
八幡平市は盛岡市の北西に位置し、青森県田子町や秋田県鹿角市とも隣接する県境にあります。
面積はほぼ、盛岡市と同程度ですが、人口は10分の1以下の約26,000人。街中を車で走ると畑が多いという印象があります。米やホウレンソウ、リンドウなどの農産物生産や、スキー場や温泉などのリゾート及び観光事業が基幹産業となっています。
市内には東北自動車道・八戸自動車、国道282号、JR花輪線などの交通基盤が整備されアクセスも県内では比較的良好です。
新幹線で盛岡駅まで来て、レンタカーを借りれば、東京からも3時間半程度で行くこともできます。
▼東京〜盛岡間の交通手段を詳しく
【盛岡〜東京間の交通手段】新幹線 高速バス 自動車 どれが一番お得か
鉄道での行き方
東京駅〜盛岡駅(東北新幹線で最速約2時間21分)〜大更駅(JR花輪線で約40分)
バスでの行き方
東京駅八重洲口〜八幡平おらほの温泉(高速バス 岩手きずな号約8時間20分)
八幡平市の魅力
八幡市の魅力は何と言っても雄大な大自然!
春の雪解け時期にはアスピーテラインで高さ数メートルにもなるで雪の回廊を、夏には八幡平山頂でハイキング、秋は松川渓谷で紅葉狩り、冬は日本屈指のスキー場である安比高原でウィンタースポーツを、というように、四季どの季節も魅力的です!
八幡平市の人気観光スポット
八幡平アスピーテライン
岩手県の八幡平から秋田県のトロコ温泉までをつなぐ全長約27kmのドライブウェイとして知られる八幡平アスピーテライン。南には岩手山が一望でき、アオモリトドマツの樹海が広がる広大な大自然は絶景です。
どの季節も素晴らしい景色を楽しむことができますが、中でもおすすめなのが、紅葉の季節。標高の高い八幡平は、山頂付近と中腹では紅葉時期が若干異なるため、まだ青葉の残る部分と、綺麗に色づいた木々のコントラストがとても美しですよ!
▲ドライブ途中の車窓から見える景色。360°どこを見渡しても絶景が広がります。
▲4月末の雪解け時期もおすすめ!高さ数メートルにもなる雪の回廊は圧巻です。
途中には、御在所湿原や黒谷地湿原などいくつか散策スポットがあるので、時間に余裕のある方は、立ち寄ってみることをおすすめします。
住所 | 〒028-7305 岩手県八幡平市 |
▼八幡平アスピーテラインの紅葉情報はこちら
八幡平アスピーテラインの紅葉情報2019。おすすめスポットと見頃時期をご紹介!
御在所湿原
▲5月の五色沼。コバルトブルーの湖面が美しい。
八幡平アスピーテラインの岩手県側スタート地点ほど近い場所にある御在所湿原。道路脇にある駐車場から散策路を15分ほど歩いて行くと、ミズバショウやワタスゲなどの高山植物や、湖面の色が変化することから名付けられた五色沼(赤沼)や御在所沼を見ることができます。
▲10月の五色沼。別の場所かのように色が変化している。
五色沼は、湖面の色が変化する不思議な沼で、夏の時期はコバルトブルーに、紅葉の時期は黄金色に、というように、同じ沼であることが信じられないほど、季節や気象条件により変化します。できれば複数回訪れて、ぜひ湖面の変化の様子を実感していただきたいです。
▼御在所湿原の詳細はこちら
黒谷地湿原
御在所湿原から山頂方面へ登っていく途中にある黒谷地湿原は、春はミズバショウ、夏にはニッコウキスゲ、チングルマ、コバイケイソウなどが咲き乱れる高山植物の宝庫。
木道も整備され、展望エリアまでも往復20分程度と気軽に散策を楽しむことができます。
▲湧き水を飲める「熊の泉」。
散策路の途中にある「熊の泉」という水飲み場では、美味しい雪解け水が飲み放題!登山を楽しむ方のとっては、源太森や茶臼岳方面への起点にもなっている場所なので、水筒にたっぷり水を汲んで登山に備えましょう。
▼黒谷地湿原の詳細はこちら
八幡平山頂遊歩道
▲八幡平のシンボル八幡沼。約6000年前の火口群に水が溜まった姿だと言われています。
八幡平アスピーテラインにある見返峠を起点とする八幡平山頂遊歩道。一周約1時間〜1時間半程度で周ることのできる遊歩道からは八幡沼、ガマ沼、めがね沼、鏡沼など大小様々な湖沼や高山植物やアオモリトドマツの原生林を眺めることができます。
数ある見どころの中でも注目して欲しいのは、八幡平のシンボルでもある八幡沼。
遊歩道は基本的に八幡沼の周りを一周するように設置されているので、様々な角度から雄大な自然の美しさを堪能することができます。特に雪解けの時期は湖面の一部が凍り、とても神秘的です。
▲神秘的な鏡沼のドラゴンアイ。
もう一つ注目して欲しいのが鏡沼。5月下旬から6月上旬にかけて鏡のように美しい鏡沼の雪解けが進み、まるで竜の目のように見えることより「八幡平ドラゴンアイ」とよばれる神秘的な光景を見ることができます。
ただ、年によっては気象条件等であまり綺麗に現れないこともあるとのことなので、ドラゴンアイを見ることができるかは運次第、と思っておいた方が良いかもしれません。
このような光景をみることができるのは八幡平でもこの鏡沼だけで、なぜこのような姿になるのかはよくわかっていないとのこと。
住所 | 〒028-7305 岩手県八幡平市 |
定休日 | 期間中無休(11月上旬〜4月中旬は通行止め) |
アクセス | 盛岡駅からバスで120分、松尾八幡平ICから車で25分 |
駐車場 | あり/146台 |
▼八幡平山頂遊歩道の詳細はこちら
八幡平山頂遊歩道|絶景トレッキングで神秘のドラゴンアイを楽しむ
岩手山焼走り溶岩流
焼走り溶岩流は、享保四年の岩手山噴火の際に、東側の火口から噴出した熔岩流で、長さ約4km、末端における幅は1.5kmにも及び、黒く重なった溶岩が積み重なっています。
溶岩流に整備されている観察路を歩いていくと、噴火から300年近くが経過しているにもかかわらず、ほとんど植物が生息していないことに気づきます。
雑草もほとんど生えていない環境の中で、健気に成長しているいくつかの松の木。自然の脅威と生命力を感じるスポットです。
▲これこそ奇跡の一本松でしょう。
住所 | 〒028-7113 岩手県八幡平市平笠地内 |
駐車場 | あり/350台(岩手山焼走り国際交流村駐車場) |
▼岩手山焼走り溶岩流の詳細はこちら
松川渓谷
特に紅葉の時期におすすめなのが、八幡平アスピーテラインから車で10分程度の場所になる松川渓谷。
松川渓谷は八幡平温泉郷から松川温泉にかけて続く渓谷で、夏はイワナやヤマメなどが釣れる渓流スポットとしても人気があり、松川玄武岩や森の大橋などは八幡平有数の紅葉スポットとして知られています。
▲森の大橋から見る滝と紅葉。
森の大橋は県民の森近くの松川渓谷に架かる橋で、松川渓谷の中でももっとも多くの人が紅葉狩りに訪れるスポットです。
住所 | 〒028-7302 岩手県八幡平市松尾寄木 |
駐車場 | あり/数台(県民の森には200台近く停められます。) |
▲歩行者天国になっている松川大橋。
▲松川大橋からの眺望。岩手山や八幡平市の街並みを眺めることができます。
住所 | 〒028-7303 岩手県八幡平市柏台 |
駐車場 | あり/10台程度 |
▲柱状節理の岩壁が印象的な松川玄武岩。
「森の大橋」「松川大橋」「松川玄武岩」の紅葉の見ごろ時期は10月中旬頃!温泉に入りながらの紅葉狩りも楽しめるので、是非とも紅葉時期に訪れて欲しいスポットです。
住所 | 〒028-7302 岩手県八幡平市松尾寄木第1地割 |
駐車場 | あり/10台程度 |
▼松川渓谷の紅葉情報はこちら
松川渓谷の紅葉情報2019。森の大橋や松川玄武岩は必見!見頃、混雑情報も。
安比高原スキー場
安比高原スキー場は、ゲレンデ総面積282ha、最長滑走距離5,500mと、国内でも屈指の規模を誇るスキー場。
積雪量も多くコースも多彩なので、毎年県内だけでなく国内外から多くのスキーヤー、スノーボーダーが訪れます。
12月上旬から5月のゴールデンウィークごろまで長期間スキー・スノーボードを楽しめるので、スキー旅行はもちろん、季節によっては“観光ついでに滑ってみる”なんてことも可能です。
ゲレンデサイドにはランドマークである安比グランドホテルをはじめ、5つのホテルがあり、周辺にはペンション街もあるので宿泊施設が豊富なのも嬉しいところ。
▲ゴンドラからの紅葉が美しい。
また、スキー場として有名な安比高原スキー場ですが、実は紅葉時期にもゴンドラを利用した空中からの紅葉狩りを楽しめるスポットとしても人気を集めています。10月上旬から中旬ごろにピークを迎えるので、そのころに安比高原付近まで来る予定にある方はぜひ体験してみてください!
住所 | 〒028-7395 岩手県八幡平市安比高原 |
TEL | 0195-73-5111 |
駐車場 | あり/7,000台 |
公式ホームページ | https://www.appi.co.jp/ |
▼安比高原スキー場でスキー・スノボを楽しもう!
安比高原スキー場|雪質・スケール共に日本屈指!岩手が誇る有名スキー場!
▼安比高原の紅葉情報はこちら
安比高原の紅葉情報2019。ゴンドラから眺める絶景紅葉!見頃、混雑情報も。
安比二次ブナ林
ブナ二次林は安比高原スキー場から車で5分程度の場所にある森林浴の森日本100選の一つにも選ばれている約100万平方メートルにわたるブナ林。こちらは秋に訪れて欲しいスポットです。
例年10月上旬ごろからにピークを迎える紅葉の時期の、黄色くなったブナの葉の紅葉に陽にあたり黄金に輝く様は一見の価値があります。まるで黄金のトンネルの中を歩いているような絶景を楽しむことができますよ!
▲ブナ二次林の隣には、中の牧場があり柵越しですが、直近に馬をみることができます。
住所 | 〒028-7557 岩手県八幡平市細野安比高原国有林 |
駐車場 | あり/20台 |
▼安比ブナ二次林の紅葉情報はこちら
安比高原ブナ二次林の紅葉情報2019。黄金に輝くブナ林のトンネル!見頃、混雑情報も。
藤七温泉「彩雲荘」
八幡平山頂レストハウスから車で5分ほどの場所にある「藤七温泉」は、海抜1,400mと東北一標高の高い場所にあるため、八幡平アスピーテラインが通行止になる冬の間は閉鎖してしまう秘湯です。
山の斜面を利用した開放的な露天風呂が7つもあり、そのうち5つは混浴、2つは女性専用となっています。
混浴としてはかなり開放的ですが、お湯自体は少し青っぽく白濁したお湯なので、入ってしまえばあまり恥ずかしさは感じないかも。
嬉しいのは、源泉が湯床からぷくぷくと泡のように出てきて、天然ジャグジー気分を味わえること!しかも底に積もっている温泉成分たっぷりの泥をパックのように使えるので、美容にとってもいいのです!ただ調子に乗って顔に塗りすぎると目に染みるのでご注意くださいね!
▼藤七温泉「彩雲荘」に宿泊しよう!
▼藤七温泉「彩雲荘」の詳細はこちら
藤七温泉「彩雲荘」|日帰りで堪能する八幡平の絶景と混浴露天風呂!
松川温泉
松川渓谷の奥にある秘湯「松川温泉」。松川温泉には「峡雲荘」「松川荘」「松楓荘」と3軒の温泉宿とペンションがあり、それぞれ宿泊だけでなく日帰り入浴も可能となっています。
▲冬の松川温泉は雪深いので、さらに秘湯感が増します。
それぞれの宿で一番の一押しは混浴の露天風呂。それぞれ景色が異なり、開放感たっぷりの露天風呂や洞窟の中にある洞窟露天風呂など、温泉好きにはたまりません。冬は雪見風呂、紅葉時期は紅葉狩りを楽しみながらの入浴も風情があります。
時期によっては青みがかったりエメラルドグリーンのようにも見える乳白色のお湯は秘湯感たっぷり。なんでも源泉は無色透明なのですが、湯の中の成分が空気に触れることによって乳白色の濁り湯になるのだとか。
日帰り温泉も「松川荘」「松楓荘」が500円、「峡雲荘」が700円と良心的な料金設定にっているので、八幡平観光の際は、ぜひ立ち寄ってみてください!
▼松川温泉に宿泊しよう!
▼松川温泉の詳細はこちら
松川温泉|混浴露天風呂が人気の3軒の温泉宿で日帰り入浴を堪能!
八幡平市のグルメ&お土産
むら重
▲ボリューム満点の生ラムスタミナ定食。
八幡平は美味しい飲食店がたくさんあるのですが、特におすすめしたいのが西根インター出口のすぐそばにある「むら重」。
昔ながらの定食屋さんという感じなのですが、どれもボリューム満点で味もよく人気の高い定食屋さんです。中でもおすすめなのが、生ラムスタミナ定食!
生ラムと言っても本当に生で食べるわけではなく、熱々の鉄板であらかじめ焼いてから出てくるというスタイル。厚切りでかみごたえがありつつも程よくやわかいラム肉にタレの味が絶妙!ご飯も大盛りで言うことなし。
住所 | 岩手県八幡平市大更第1地割17-19 |
定休日 | 無休 |
メニュー | 食べログで調べる |
▼むら重の詳細はこちら
「むら重」昔ながらの定食屋さんで食べる絶品生ラム肉スタミナ定食!
八幡平の樹氷/花月堂
製造は雫石町にある花月堂というお菓子屋さんが製造しているのですが、昔から八幡平のお土産というとこの、「八幡平の樹氷」というイメージがあります。
八幡平の冬の名物樹氷(最近はスノーモンスターと言われたりする)にちなんで作られたお菓子で、ふんわりとろけるようなマシュマロをチョコで包んだクッキーで挟んであります。レモン果汁の爽やかな香りと酸味とチョコレートが相性が絶妙でとても美味しいです!
最後に
絶景が広がる八幡平アスピーテラインや今話題のドラゴンアイなどの観光名所をはじめ、秋にいきたい紅葉狩りスポット、冬におすすめのスキー場、絶景露天風呂が楽しめる温泉に、グルメ、お土産まで八幡平市の魅力を余すことなくご紹介しました!気になる場所やモノはあったでしょうか?
ぜひ、八幡平観光の際に参考にしてみてくださいね!