もりおか啄木・賢治青春館はもともと、明治43年(1910年)に第九十銀行本店本館として建てられたものです。 設計は啄木や賢治と同じ盛岡中学出身、東京帝国大学建築学科を卒業した横濱勉によるもので、ドイツ風ロマネスク様式を感じさせる上品な外観が印象的。
近くの岩手銀行赤レンガよりも約5ヶ月早く竣工してから、平成4年まで約80年の間、所有者の変遷を伴いながらも金融企業として営業を行なっていました。平成11年に盛岡市が「盛岡快適観光空間整備事業」の対象として改修工事を行い、平成14年「もりおか啄木・賢治青春館」として石川啄木や宮沢賢治の青春や文学のほか、当時の文化などを紹介する展示館としてオープンしました。
もりおか啄木・賢治青春館の基本情報
住所 | 〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目1−25 |
定休日 | 毎月第2火曜、年末年始(12月29日〜1月3日) |
営業時間 | 10時〜18時(入場は17:30まで) |
入館料 | 無料 |
HP | もりおか啄木・賢治青春館 |
もりおか啄木・賢治青春館の見どころ
岩手銀行赤レンガ館から2分ほどの歩くとロマネスク様式の上品なもりおか啄木・賢治青春館が見えてきます。
竣工時期こそ赤レンガ館よりも5ヶ月早い明治43年ですが、どこか大正ロマンを感じさせるような雰囲気。司法省の技師として活躍していた横濱勉が当時の欧州の最先端の潮流を反映させたものだと言われています。
▲威風堂々とした岩手銀行赤レンガ館と比べ上品な雰囲気。
▲中に入るとまず見えるのは展示資料と共に併設されたカフェ。
▲岩手銀行赤レンガ館同様、天井装飾は見逃せません。
▲階段装飾も美しいです。
▲以前は営業フロアとして使われていたエリアには、啄木・賢治の青春時代についての展示資料が並んでいます。「若き石川啄木像」(舟越保武作)「宮沢賢治像」(高田博厚作)のブロンズ像もあるのでお見逃しなく。
▲当時の金庫室では、照明と音響を使った盛岡の名所案内を体験できます。
このほか2階には、岩手県にゆかりのある作家さんのアート作品などを期間限定で展示するスペースがあり、定期的に内容が変わるので、数ヶ月に一度訪れて見るのもいいかもしれません。
- 横濱勉の設計による大正を想起させるロマネスク様式の建物
- 啄木・賢治に関する資料
なんぶてつぞう君
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