『五百羅漢』で有名な報恩寺は1394年、南部家13代の英主守行公により青森県三戸に創建され、1601年に27代利直公のときに現在の盛岡市名須川町に移転された古刹です。
羅漢堂に収められている五百羅漢は1731年から4年の歳月を費やし、京都の大仏師・法橋宗而重賢、駒野定英珍盈を主班とした9人の仏師によって作成されたと言われています。納品された時には500像あったそうですが、現在は499像が現存しています。
よく見ると499像それぞれが異なり、とてもユーモラスな表情や仕草をしています。それぞれの像の表情に注目して「何を話しているのだろう?何をしているのだろう?」と思いを馳せながら羅漢を見つめてみると心が落ち着く…ということで、最近ではパワースポットとしても人気があります。
報恩寺の基本情報
住所 | 〒020-0016 岩手県盛岡市名須川町31−5 |
見学時間 | 見学時間:9:00~16:00 |
見学料金 | 大人:300円、小学生100円 |
報恩寺の見どころ
▲見事な組み木の山門。
報恩寺は盛岡駅から車で10分ほどの場所にあるお寺が隣り合うように軒を連ねる「寺町通り」にほど近い場所にあります。報恩寺に着くとまず見えてくるのがこちらの立派な山門。組み木と細かな彫刻が素晴らしさに感動します。
▲まるで罰世界への入り口のよう。
▲山門をまっすぐ正面に進むと左手に見えてくる羅漢堂。
▲羅漢が並ぶ様子は壮観。
本堂で入場料300円を払うと、住職のおじさんが「写真いっぱい撮ってください!」と写真撮影を歓迎してくれました。
本堂から羅漢堂へ足を踏み入れると、羅漢堂を埋め尽くすように周囲三方向5段の高さに並ぶ羅漢が出迎えてくれます。京都の大仏師が作成した499像の羅漢は全て寄木造りの漆塗り。全国的に見てもこれほどの数が残っている珍しいそう。
▲金色に輝く像が明かりに照らされる様子はとても神々しいです。
▲499像の羅漢はそれぞれ顔や仕草が異なります。
しかめっ面をしていたり笑っていたり、何か話しかけているように見えたり。そろぞれがとてもユーモラスな表情や仕草をしています。「何を話しているのだろう?何をしているのだろう?」と思いを馳せていると、なんだか心が落ち着いてきます。
▲セクシーポーズを決めている…ようにも見える羅漢。
▲笑っているのか、空を見上げ心踊らせているのか…生きているかのように妙にリアルな表情が面白いです。
▲よく見ると外国の服装をしている羅漢が2像。フビライ・ハン像、マルコ・ポーロ像と言われています。
- 見事な組み木と装飾の山門
- 499像それぞれ異なる表情の羅漢像
- 癒しのパワースポット
なんぶてつぞう君
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