岩手県が誇る数々の絶景スポットの中でも、絶対に訪れてみて欲しいのが、岩泉町にある「龍泉洞」という鍾乳洞です。数万年かけて形成された鍾乳洞は総延長距離5,000mとも言われ、その内700mは観光客にも解放されています。
特に奥に進むと透き通るような美しい地下水をたたえた地底湖は絶景!
しかも、この龍泉洞は、恋人の聖地にも認定されている岩手県を代表するデートスポットでもあります。恋人や、これから仲良くなりたい人と、ぜひ一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
龍泉洞の基本情報
住所 | 〒027-0501 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉神成1番地1 |
入場料 | 大人1,000円、こども200円 |
駐車場 | あり |
HP | 龍泉洞 |
龍泉洞の見どころ
龍泉洞があるのは、盛岡市の東隣に位置する岩泉町。岩泉町は本州一広い「町」としても知られ、龍泉洞をはじめ、日本一の長さを誇る鍾乳洞「安家洞」や高原植物の見学やセラピーロードを散策できる早坂高原など、豊かな自然による観光資源に恵まれた町です。
龍泉洞は、山口県の「秋芳洞」、高知県の「龍河洞」と並び、日本三大鍾乳洞と称される国内最大級の鍾乳洞で、判明しているだけでも3,600m、総延長は5,000m以上に及ぶと推測されています。
なんでも噂によると、20km近く離れた安家洞と繋がってるのでは・・・という説もあるようです。
▲券売場&売店も完備
まずは券売場にてチケットを購入します。料金は大人1,000円/人、小・中学生は500円。団体料金なども設定されているので、大人数で訪れる場合は確認を。
ちなみにこちらのチケットで合わせて併殺されている龍泉新洞も見学できるので、時間に余裕を持って訪れたいところです。
▲入道前に龍泉洞から湧き出る冷たい水を一杯。
▲入り口すぐにある長命の淵。
時期にもよりますが、道内に入るとひんやり・・・というよりもかなり肌寒い印象です。というのも、道内は一年を通して10℃前後で安定しているため、夏場は特に周りとの温度差により肌寒く感じます。出来れば一枚羽織れるものを持っていきましょう。
逆に、冬でも道内は10℃前後なので、マイナスにもなる外気温より洞内の方が暖かいということもあります。
*窓口にて、ジャンパーの貸し出しも行なっているようです。
▲勢いよく流れ出る水。
▲長い年月をかけて石灰石が地下水により削られてできた鍾乳洞。想像もできないほどの時が今の龍泉洞を形成しているのですね。
▲龍泉洞の見どころ「月宮殿」。
龍泉洞の中でもかなり広々とした空間は、LEDライトに照らされ、まるで異世界に迷い込んだかのよう。
毎年2月中旬~3月中旬のうちの1、2日は月宮殿でコンサートが行われます。洞窟独特の反響はかなり評判がいいのだそう。
▲月宮殿の奥にある「守り獅子」・・・狛犬のようにも見える!?
▲第二地底湖
龍泉洞最大のもどころでもある地底湖は第1から第3までの3箇所が公開されています。第1地底湖は水深35m、第2地底湖が水深38m、第3地底湖は水深98m、と信じられないような大規模な地底湖があります。
ただ、龍泉洞の地底湖は第七まであると言われているので、実は半分も公開されていないんです。第4地底湖は水深120m、第5、第6、第7地底湖はそれ以上あるのではないか、ということなので、想像を絶する世界ですね。
このところ地底湖の調査は進んでいないようなので、一般人が第4地底湖以降をみることはできなさそうですが、いつかは動画でも良いので見てみたいものです。
▲第三地底湖
地底湖の透明度は日本でも屈指ですが、時期により透明度は異なります。洞内の湿度が高く水滴が落ちやすい春先から夏場は波紋が多いので、写真のようにそこまで奥深くは見えませんが、冬場はかなり水面が静かで、透明度が高いので、より綺麗な地底湖を見たいなら冬場の観光もおすすめです。
▲使い古された浮き輪が気になります。
▲第3地底湖のあとは登りと下り合わせて全272段の階段を登ります。
▲途中には山ぶどうワインの貯蔵庫も。
この日は進入禁止でしたが、解放され貯蔵された様子を見学することができる日も。夏場の繁忙期はこちらの貯蔵庫を通って外に出るルートになります。
▲階段を登った先には地底湖を見下ろせる展望スポットも。
階段は先ほど通った月宮殿を戻り「亀石」のあった場所からまた往路とは違う通路へ進みます。
▲復路では往路では気づかなかった景色も。
人が少ない時期なら復路でもゆっくりと見学できるので、往路では気づかなかった景色を探してみるのもいいかもしれません。
▼冬はイルミネーションも綺麗ですよ!
龍泉洞は夏場に観光客が集まりますが、冬は地底湖も透明度が高く、イルミネーションもあるので、実は夏以上に最高の環境なんです。夏に行って龍泉洞を気に入ったなら、違う季節に訪れてみるのもおすすめですよ!
龍泉洞周辺を散策してみよう!
▲恋人の聖地認定の看板。
外に出てきたら、周辺を散策してみるのもおすすめ。上の恋人の聖地の看板を装飾する龍は、チェーンソーアートで作られたもの。
日本のチェーンソーアート界第一人者でもある岩泉町在住の西間健氏の手による、二匹の龍によるハート型のモニュメントです。
こんなに繊細なものが作れるなんて驚きですよね!
▲コウモリもいました!
ちなみに恋人の聖地とは、
恋人の聖地プロジェクトでは、2006年4月1日より、全国の観光地域の中からプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを「恋人の聖地」として選定し、地域の新たな魅力づくりと情報発信を図るとともに、地域間の連携による地域活性化を図っています。
引用:恋人の聖地|ココからはじまる、幸せ広がれプロジェクト。
岩手県内では、
- 石神の丘美術館(岩手町)
- 釜石大観音(釜石市)
- 宮守川橋梁/めがね橋(遠野市)
と龍泉洞と近くのうれいら商店街にある初恋水・百恋水(岩泉町)の4ヶ所が認定されています。
お土産に龍泉洞由来の商品はいかが?
せっかくなら龍泉洞ならではのお土産も買っていきたいですよね!おすすめはやはり龍泉洞の水を使った商品。
「龍泉洞」から湧き出す水は、日本名水百選の一つに選ばれていて、ミネラルウォーター「龍泉洞の水」やサイダー、龍泉洞の水を使った化粧水など、龍泉洞の澄んだ美しい水を使った商品群が充実していますよ!
▲龍泉洞の水をたっぷり使用した龍泉洞の化粧水。
地底湖を思わせるドラゴンブルーのシンプルな容器がおしゃれなこちらの化粧水は発売以来大ヒット!洗顔後にこれ一本でしっとり肌になるのだとか。
▼龍泉洞化粧水
▼龍泉洞の水
龍泉洞ならではの食べ物も!
龍泉洞の水以外にも、その土地ならではの食材を使用したグルメをいただくことができます!
岩泉ヨーグルトを使用した初恋ソフト、岩泉牛乳を使用した龍ちゃんソフト、山ぶどうの原液使用した泉ちゃんソフトの3種類のソフトクリームは特に大人気!それぞれ味が異なるので食べ比べしてみるのもいいかもしれません。
▲龍ちゃんソフト。
▲龍泉洞すぐ脇にあるポンテ。
▲岩泉は松茸の産地なので、秋は松茸料理も!
▲龍泉洞たまごを使用したふわとろオムカレーは岩泉ヨーグルト付き!
龍泉新洞科学館も忘れずに!
▲龍泉新洞科学館。
龍泉洞の道路を挟んで向かい側にある「龍泉新洞科学館」は天然の鍾乳洞を使用した世界初の自然洞穴科学館。龍泉洞の歴史や、鍾乳洞に住む生物など、展示物と一緒に説明書きがされています。鍾乳洞ができる仕組みが理解できれば、新たな龍泉洞の魅力が発見できるかも!?
龍泉洞のまとめ
何万年もの何月をかけて形成された龍泉洞。未だ把握しきれていない地底湖も含め、解明されていない部分は多いですが、その神秘さがとても魅力的。岩手県では4ヶ所しかない恋人の聖地にも認定されたデートスポットでもあるので、恋人や仲良くしたい人と訪れて絆を深めてみてはいかがでしょうか。
- 日本三大鍾乳洞にも数えられる美しい鍾乳洞
- 日本屈指の透明度を誇る地底湖は神秘的!
- 恋人の聖地にも認定された「恋愛」パワースポット
▼その他岩手県のパワースポットはこちら
岩手県のおすすめパワースポット7選。運気別に厳選してご紹介!