今回は、久慈市の魅力やおすすめの観光スポットをご紹介していきたいと思います。
久慈市といえば、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台として注目された街、と言うことで豊かな「三陸海岸」や「北限の海女」のイメージが強いと思いますが、まだまだ知られていない魅力がたくさんあるんです!他のまとめサイトでは書いていない、岩手県民だからこそ書けるニッチな情報も交えてお伝えしていきます!
目次
久慈市ってどこ?
久慈市は岩手県の北東部に位置し、盛岡市から車で約1時間、青森県南の都市八戸からも車で約1時間程度の場所にあります。
久慈市と言うと海のイメージが強いですが、森林面積が約85.7%の数字が物語るように、久慈市内を車で走ると西側はほぼ山で、険しい山道が多いのですが、海岸に近づくと急に視界がひらけてくるという印象があります。
新幹線で盛岡駅まで来て、そのまま電車を乗り継ぐ場合、レンタカーもしくはJRバスいずれの場合も、東京からも5時間程度かかります。
鉄道+バスでの行き方
東京駅〜盛岡駅(東北新幹線で最速約2時間21分)〜久慈駅(JRバス白樺号で約2時間40分)
バスでの行き方
東京駅八重洲口〜久慈駅(高速バス 岩手きずな号約10時間30分)
久慈市の魅力
三陸海岸の豊かな海を感じるつりがね洞や、 日本で最初の地下水族館もぐらんぴあをはじめ、日本で唯一の琥珀博物館、秋は紅葉狩りに、冬はスキー・スノーボードが楽しめる平庭高原など、自然や地形を生かした観光スポットが多いのが特徴。
さらに海の幸を堪能できる海鮮丼や、ヘルシーな赤身肉で注目されている短角牛などグルメも充実しています!
久慈市内だけで海も山も食も堪能できる、というのが魅力だと思います。
久慈市の人気観光スポット
久慈地下水族科学館もぐらんぴあ
「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」は、日本初の地下水族館として誕生しましたが、2011年の東日本大震災の津波で全壊してしまいました。
再開に向けて全国から支援が集まり、2016年4月に再オープンしました!現在では、震災以前よりも地元・三陸の海をより身近に感じられる展示となり、毎年多くの人が訪れる久慈随一の観光スポットとなっています。
▲海女と南部ダイバーの潜水実演。
▲海の生き物と触れ合えるコーナーも。
なんと200種3,000匹にもなる三陸の海の生き物に関する展示だけでなく、海女さんの素潜りショーや、もぐらんぴあ応援隊長のさかなクンの衣装やイラストなど見どころがたくさん!
▼もぐらんぴあの詳細はこちら
もぐらんぴあ|海女さんにさかなクンも!地元に密着した久慈の人気水族館!
つりがね洞
三陸復興国立公園の北に位置する小袖海岸の中でもひときわ目をひく「つりがね洞」は、大きなほら穴があり、その天井から釣鐘型の岩がぶらさがっていたことから、この名がついたといわれています。
▲海岸沿いを歩くこともできます。
つりがね洞周辺の道路は三陸の海を感じられる素晴らしい景色が広がっています。ドライブを兼ねて訪ねてみてはいかがでしょうか?
▼つりがね洞の詳細はこちら
侍浜
▲海水を組み上げるプール。夏以外は海水がない状態。
全国的にも珍しい海水を組み上げる「侍浜海水プール」があり、夏の時期は地元の小・中学生で溢れかえります。波打ち際にありますが、高い場所にあるので直接波が来ることもなく安全に海水浴気分を味わうことができます!
プールの上はキャンプ場になっているので、バーベキューを楽しみながら、仲間や家族とプール遊びできるのも侍浜の魅力です。
また侍浜周辺の海岸は岩場が多く、絶好のロッククライミングボルダーのあるエリアとして愛好家には有名な地です。素人が勝手に行うのは危険なので慣れた人と一緒に行うようにしましょう。
山と溪谷社のクライミング・ボルダリング総合サイトに詳しい情報が記載されています。
久慈琥珀博物館
久慈琥珀博物館は、琥珀の中に閉じ込められた古代の昆虫化石などが発掘されるということで、考古学者や遺伝子工学者からも注目を集めている久慈琥珀を見学できる施設。
もともと久慈は日本最大の琥珀の産地として知られていて、久慈の琥珀は恐竜が世界中を闊歩していた中生代白亜紀後期のもので、世界的に見ても、もっとも古い部類になるのだとか。
▲子供達が大喜びの恐竜の模型。なんと動きます!
博物館は新館と本館に分かれていて、新館には琥珀の展示の他、体験コーナーや白亜紀後期に生息していた恐竜について、本館は太古からのメッセージ」「人と琥珀」と題し、琥珀の歴史について知ることができます。
▲かつての坑道後を探検することができます。
坑道探検、琥珀採掘体験や恐竜の展示など子供達が喜ぶ要素もたっぷり!久慈琥珀のお土産も購入できるので、家族旅行に最適ですよ!
▼久慈琥珀博物館の詳細はこちら
久慈琥珀博物館|琥珀の産地で恐竜時代の世界を垣間見よう!採掘体験も!
GINTAROリトアニア館
久慈琥珀博物館すぐそばにある「GINTAROリトアニア館」。
久慈市は日本で唯一リトアニア共和国(クライペダ市)と姉妹都市を結んでいます。クライペダ市も古くから琥珀を特産とする街ということが姉妹都市の由来なのだそうです。
▲可愛らしいリトアニアの人形。
外観はリトアニアの一般的な家を再現していて、お店の中では琥珀を貼り付けた琥珀絵をはじめ、リトアニアで見つけた民芸品、工芸品、お菓子などを販売しています。
国内で唯一、リトアニアのお酒を販売しているので、珍しいお酒を飲んでみたいという人は訪れてみてはいかがでしょうか?
小久慈焼
久慈でお土産を買うなら、琥珀博物館から車で5ふん程度の場所にある小久慈焼の直売店がおすすめです!
約200年前、江戸時代後期から続く伝統の小久慈焼は、古くから地元の方に親しまれているのが特徴で、主に日用の雑器として用いられ、八戸藩に納められたとの記録も残っています。明治時代には、この地を訪れた民藝運動家、柳宗悦によって高く評価されました。
▲のぼり釜を見学することができます。
また電話予約が必要ですが、手びねりやろくろを使った陶芸体験をすることもできます。
▼体験概要
体験時間 | 10:00~15:00の間で、事前に予約。 *作成には平均1~2時間ほどかかります。 |
料金 | 粘土500gで1000円(焼き代消費税込) |
道の駅くじやませ土風館
久慈の観光拠点としておすすめしたいのが、「道の駅くじ やませ土風館」
物産館や観光交流センターなどが集まっていて、地元の旬の野菜・魚介類、特産品を購入することができるので、お土産選びに最適です!
観光交流センターでは、久慈秋まつりで実際に運行された山車が展示されているなど久慈の魅力を知ることができる資料やパネルが展示されています。
平庭高原
秋と冬におすすめなのが、平庭高原。
平庭高原は平庭岳に広がる高原で、約370haに約31万本ものシラカバが立ち並ぶ様子は圧巻で、日本一のシラカバ林と言われています。
近くにはスキー場やコテージなど宿泊施設がある平庭高原スキー場があり、岩手県を代表する高原リゾート地としても人気があります。
岩手県は内陸にスキー場が多いのですが、実は三陸沿岸の方にはスキー場がほとんどありません。なので比較的海に近い平庭高原は三陸沿岸に住んでいるスキー・スノーボーダーに人気のスキー場です。
また、秋には白樺林が黄金に紅葉する絶景スポットにもなります。紅葉スポットとしてはまだまだ県民にも知名度が低いので、今ならあまり人のいない状態で最高の紅葉を楽しむことができますよ!
▼平庭高原の紅葉情報はこちら
平庭高原の紅葉情報2019。黄金に輝く日本一のシラカバ林。見頃、混雑情報も。
久慈市のグルメ&お土産
海鮮丼/道の駅くじやませ土風館
久慈といえば、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で有名になったので、海のイメージがあると思います。
なのでせっかくなら豊かな海を感じる海鮮丼を食べたいなと思っていたのですが、探してみると意外と海鮮丼を食べられる場所は少ないんです。そんな数少ない海鮮丼が食べられるのが、道の駅くじ やませ土風館にある「山海里」です。
人気一押しの漁師なげこみ丼は、サーモン・まぐろ・しめ鯖・ハマチ・たこ・ネギトロ・とびっこ・たまごにキュウリと具材はたっぷり!比較的低価格で三陸の新鮮な海鮮丼を食べられるので、久慈観光の際はぜひご賞味ください!
▼「山海里」の詳細はこちら
「山海里」久慈で海鮮丼食べたいなら道の駅併設の地場食材レストランで!
牧場直営の絶品短角牛ハンバーグ
岩手に来たなら海鮮物ももちろんですが、もう一つ食べてもらいたいのが短角牛です。
短角牛は旨みのもととなるアミノ酸が多いヘルシーな赤身肉が特徴で、全国でも岩手県がもっとも生産頭数が多い、まさに岩手県を代表するグルメなのです!
短角牛を食べるならおすすめは、田村牧場が直営している「たむら屋」!
牧場で飼育された短角牛をたっぷり使った短角牛ハンバーグランチは絶品ですよ!
▼短角牛を味わえる「たむら屋」
「たむら屋」ふっくらジューシーな短角牛ハンバーグランチがおすすめ!
いちご煮/小袖屋
いちご煮は、「北限の海女」と言われる海女さんたちが、ウニ漁の合間に冷え切った体を暖めるために、獲れたての新鮮な海の幸を使って鍋で煮て食べていましたという伝統の味を再現するため、小袖浜で海女さんが直接獲った旬のウニと久慈産のアワビを原料に、お吸い物の缶詰にしたものです。
そのまま温めて食べたり、ラーメンなどののスープに使うと美味しい海鮮ラーメンができます!
久慈市の宿泊施設
久慈駅に近いホテルならここがおすすめ!
40分ほど市内からは移動しますが、東北一強いアルカリ性の温泉で綺麗さっぱりしたいならこちらもおすすめ!
最後に
三陸海岸の豊かな海を感じるつりがね洞や、 日本で最初の地下水族館もぐらんぴあをはじめ、日本で唯一の琥珀博物館、秋は紅葉狩りに、冬はスキー・スノーボードが楽しめる平庭高原など、自然や地形を生かした観光スポットに、グルメ、お土産まで久慈市の魅力を余すことなくご紹介しました!気になる場所やモノはあったでしょうか?
ぜひ、久慈観光の際に参考にしてみてくださいね!