桜山神社は、盛岡城跡公園に隣接する歴史ある神社で、今から約280年近く前の1749年に創建されて以来、この地を納めていた南部藩の総鎮守として深く信仰されていました。現在に残る本殿・拝殿・神門は1899年に建立されたもので、100年以上の間、盛岡の地を見守ってきました。全体的にはこじんまりとしていますが、長い歴史を感じさせる凛とした雰囲気を感じさせます。
最近は、桜山神社の奥にある「烏帽子岩(えぼしいわ)」を中心にパワースポットとして、春の時期にはお花見スポットとしても人気が高まっています。
桜山神社の基本情報
住所 | 〒020-0023 岩手県盛岡市内丸1−42 |
定休日 | なし |
営業時間 | 見学自由 |
アクセス | 盛岡駅からバスで7分、県庁・市役所前下車から徒歩で1分 |
桜山神社の見どころ
桜山神社は盛岡城跡公園に隣接し、近くには桜山商店街のある盛岡の中心地に位置します。比較的小さな神社ですが、立地がいいことや、由緒ある神社なので、平日でも多くの参拝客が訪れます。
▲建立されてから100年以上経つ本殿。歴史ある建物独特の厳かな雰囲気を感じます。
自信と勇気を与えてくれる「烏帽子岩」
桜山神社の裏側にある階段を登っていくと、少し小高くなった所に、高さ6メートル以上もある大きな「烏帽子岩」が見えてきます。なんでも、南部藩第27代藩主・利直(としなお・1576~1632)の時代に盛岡城築城の工事中に出てきた大岩なのだとか。この烏帽子岩について案内板には、
盛岡城築城時、この地を掘り下げたときに、大きさ二丈ばかり突出した大石が出てきました。
この場所が、場内の祖神さまの神域にあったために、宝大石とされ、以後吉兆のシンボルとして広く信仰され災害や疫病があった時など、この岩の前で、平安祈願の神事が行われ、南部藩盛岡の「お守り岩」として、今日まで崇拝されています。
と記されていました。利直は巨岩を見て良い兆しだと喜び、南部藩盛岡の宝大石として大切に祀ったそうです。
烏帽子岩は盛岡の人々にとって災害や疫病など苦しい時に助けを求める心の拠り所のだったのかもしれません。
烏帽子岩は、そのような苦しい時に立ち向かうための自信や勇気を授けてくれると言われているので、仕事などで困難な場面に立ち向かうときや、新しく何かを始める決断をしたときに訪れるといいでしょう。
- 100年以上の歴史がある本殿
- 烏帽子岩(困難に立ち向かう自信と勇気を授かれる)
- 春の時期の桜
桜山神社の烏帽子岩のように、盛岡地方裁判所の構内にある石割桜や、岩手県の県名の県名の由来にもなったと言われる伝説が残る三ツ石神社など、盛岡中心街にはいくつもの巨石スポットが存在します。昔は盛岡城跡公園周辺は無数の巨石が横たわる岩場のような地帯だったのかもしれません。
なんぶてつぞう君
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